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    楽しさと安らぎをテーマにお届けしています。
    FM沖縄にてSUZUKI前向きドライブも担当 正午〜


    比嘉周作ダンスパーティ交流会シューピーカフェスタジオにてダンスパーティ

    安里物語「水曜日の花」

    2009年10月04日

     銀色の雨粒が、今日も降り注いでいる。
     強く。
     弱く。

     灰色の空。
     雨が降り続けて、もう二週間になる。
     朝起きて、カーテンを開き、雨を確認し、ため息をつく。
     そんな生活が、今日で二週間。
     10月の雨は、雪に変わるでもなく、ただただ、僕たちを冷たく濡らしている。

     売れない絵本作家の僕が住んでるアパートの屋根は、かろうじて雨の進水を防いでいるが、いつ雨漏りが始まってもおかしくはない古さを誇っている。他に誇るものがないから、ついに大家さんも仲介不動産の社員も「歴史あるたたずまい」を宣伝文句にしているほどだ。まあ、家賃の安さは確かに魅力的だし、贅沢を断念すれば、あるいは家賃以上の住み心地ではある。

     窓の側に飾られた花に一度視線を移す。元気なくしおれ、すっかり枯れているが、僕はこの花を手放す気はまったくない。
     そしてもう一度、窓に視線を向ける。
     安いだけが取り柄の僕のアパートの、立て付けの悪い窓の向こうに、白い建物が見える。
     大学病院だ。
     病院の建物は僕のアパートのように、過ごしてきた時間の総量ではなく最新さこそを誇っていて、新しい象徴のような純白な建物には威厳がある。
     灰色の雨雲の影響など微塵も感じさせないほど、ただひたすら白い建物をもう一度見て、僕はもう一度ため息をついた。
     あの大学病院の小児科病棟にいる彼女も、この雨を見て、ため息をついているのだろうか?
     いや、あの子のことだから、みんなを心配させないために、きっと笑顔を作っているだろう。
     心の中で、泣いていたとしても。


     さくら。
     という名前だから、
     というわけではないだろうが、
     まだ10才になったばかりだという、その女の子は、花が大好きだった。
     知り合ったのは、あの白い最新鋭の大学病院の敷地内。
     当時僕は、階段から転んで骨折する、という、ドジもここに極まれり、という不注意で大学病院に入院していて、リハビリ代わりに松葉杖で病院敷地内の中庭を歩いていたとき、彼女と出会った。

     それはもう、実に印象に残る出会いだった。
     彼女はパジャマ姿のまま、花壇の花の間に上半身をつっこみ、土で汚れるのもいとわずにその中を這いずっていた。
     三秒ほど、これはどういう状況なのかを考え、納得のいく回答を得られず、周囲を見回し、誰かいないか期待して、誰もいないのを確認し、ため息混じりに、彼女に近づいた。
    「あのね」
     どう声をかけたものかわからない僕は、とりあえず、困惑した声で、花壇の向こうに隠れて見えない頭に向かって呼びかけた。
    「なに?」
     明るい声が返ってきた。頭は、まだ花と茎と葉っぱの向こうだ。
    「食べられてるの?」
     僕の問いかけに、彼女は数秒動きを止めた。質問の意味がわからなかったのだろう。「え?なに?」という当然の反問が返ってきた。
    「いや、ほら、その草むらの向こうにお化けがいて、君がそのお化けに食べられてるのかな、と思って」
     がさごそ、という音を立てて、彼女が草むらから顔を出した。栗色の髪を両耳の側でそれぞれ束ねている。
     大きな瞳で僕を見て、そして、まるでひまわりのような、元気いっぱいの明るい笑顔を僕に見せた。
    「おじさん、冗談が下手だね」
     笑顔とは裏腹の、辛辣な評価と共に。
     さらに、悲しむべきことに、20代前半の身の上で、「おじさん」と呼ばれてしまった。
     でも、それらの言い回しが気にならないほどに、彼女の笑顔は、最高にあたたかかった。

     その日から、僕らは友達になった。
     といっても、僕らの友情が、劇的かつ特別で珍しい友情だったわけでもない。さくらは、ある意味この大学病院のヒロインだったから。
     彼女には、それこそたくさんの友達がこの病院にはいたのだ。ほとんどの入院患者、外来患者、病院スタッフと笑顔で挨拶している。楽しそうにおしゃべりしている。友達だらけだ。
     でもそれは、さくらの入院歴の長さを物語っていることになる。
     彼女の病名は、ここでは書かない。それは僕らの友情に関係がないし、彼女の明るさを、少しも曇らせるものではなかったからだ。
     とにかく、さくらの笑顔は最高だった。
     みながその笑顔に癒される。
     一番驚いたのは、僕と同室の、気むずかしい建築業の親方までが、彼女の友達だったことだ。低い声と、職人気質の寡黙さがトレードマークだったこの親方が、
    「さくらちゃんに、たばこはやめなさいって怒られちまったよ」
     と、嬉しそうに話している姿を見たときは、内心舌を巻いた。あの親方の顔が、愛しの孫娘の自慢をしている、孫バカのおじいちゃん、といった愛らしさになっていたからだ。

     大学病院に入院中、僕は何度もさくらとおしゃべりをした。
     毎日、というわけではない。さくらの身体を病院に縛り付けている病は、毎日の行動の自由を、彼女に与えてはくれなかった。
     だからこそ、彼女が自由に使える大切な時間を僕とのおしゃべりに使ってくれることが、本当に嬉しかった。きっと、さくらのことを好きなこの病院の人々も、同じ気持ちでさくらに感謝しているのだろう。

     明るい声、ストレートなものの言い方は聞いていてとってもすっきりする。
     僕はさくらに、絵本がなかなか上手くかけない、と半ば悩みを相談したのだが、彼女はくすくすと、口に手を当てて笑ってから、「だって、おじさんの冗談って、センスないもんね。もっと想像力をみがかなきゃ。いっぱいお花を見て、いっぱいお空を見て、いっぱいいろんなことを想像してよ」とアドバイスしてくれた。
     僕らが初めて出会った日のことをからかっているのだろう。でも、さくらのアドバイスはまさに至言で、考えてみれば僕は、想像することを、ちっとも楽しんでいなかった気がする。
    「あの草むらの向こうに不思議な世界の入り口がある…あったらいいな…あったら、それはどんな形なのか、そう考えたら、楽しいじゃない?」
     花壇へと、小さくて白く、細い指を伸ばしながら、さくらは僕にそう話しかける。
     そう考えたら、想像したら、楽しい……。
     そうか。
     そういうふうに、想像をふくらませることを、僕は忘れていたのだ。
    「ありがとう」
     つい、素直に、お礼の言葉が僕の口から出た。
     一瞬だけおどろいたように、大きな瞳をさらに大きくしてから、にっこりと、さくらは微笑んだ。笑うと片えくぼができて、それがまたとても愛らしい。
    「どういたしまして!」
     大人びたようにそういう彼女の笑顔が、とっても眩しく、あたたかかった。

     僕の退院の日が決まった。
     さくらにそれを伝えるのが、実は少しだけ辛かった。さくら自身は、まだ退院を望める状況にはなかったからだ。
     でも、黙ったままいなくなるわけにはいかない。
     言いづらいけど、正直に退院を告げると、一点の曇りもない笑顔が、僕を祝福してくれた。「おめでとう」と。
     そして彼女は笑顔のまま僕の手を握った。その手は少し冷たくて、どこか脆さを感じた。でも、嬉しそうに彼女は笑う。「おめでとう」と。

     優しさの意味を、僕はこのとき、心から知った。
     誰かの幸せを、自分のことのように喜べる。祝福できる。
     礼儀ではなく、努力でもなく、心からそれができる。
     そんな優しさがあるということを、僕は初めて知った。
    「退院はいつなの?」
     さくらの問いかけに、僕は医者から告げられた日付を伝えた。今度の水曜日、と。
     何度もうなづき、さくらは、小さな小指を、僕の無骨な小指に絡めた。
    「ゆびきりげんまん!おじさんが退院するときに、素敵なお花をプレゼントするからね!ゆびきーった!」
     その優しさに、思わず涙が出そうになって、それをごまかすために、僕は大げさにさくらの頭をなでた。
    「ありがとう」
     そして心から、さくらに感謝の気持ちを伝えた。

     その日から、雨が降り始めた。
     激しく降り、
     絶え間なく降る。
     まさかね、と思ったが、この雨は退院の日まで続き、
     退院の手続きを終えた僕は、うつむき、泣きそうな顔のさくらの訪問を受けた。
     泣きそう、ではなく、さくらはもう、泣いていた。
    「やくそく」
     口を開くと同時に、大きな瞳から涙がこぼれた。
    「約束、守れなくてごめんなさい」
     その手には、
     枯れて、しおれた花が握られていた。
     胸が痛んだ。
     さくらのせいじゃない。
     花が枯れたのは、さくらのせいじゃない。
    「ごめんなさい」
     ぽろぽろと、さくらの頬を涙が伝った。小さな肩が震えている。
     僕はしゃがんで、しおれた花を握るさくらの手を、両手で包み込んだ。
    「泣かないで」
     なるべく優しく、僕は語りかける。さくらは、ぶんぶん、と首をふった。僕の顔から視線をそらしているのは、心から申し訳ないと思っているからだろう。
    「僕のために育ててくれた。それだけでも、僕は最高に嬉しいんだよ」
     さくらを笑顔にするための言葉が、何一つ思い浮かばない。そんな自分が情けない。
     でもせめて、心からの感謝の気持ちを伝えよう。
     僕はまっすぐ、さくらの目を見た。優しい気持ちが伝わるように、さくらの手を握りながら。
    「素敵な花を、さくらはプレゼントしてくれると言ってくれたよね」
     小さくうなづくさくら。
    「最高のお花だよ。ほら、こうしてお辞儀をしてくれてるじゃないか。こんなお花、他のどこにもないよ」
    「え?」と、さくらの視線がしおれた花へと向く。そのタイミングで、僕は思いきり息を吹きかけた。
     へたり
     と、花がお辞儀をした。
    「ほらね」
     さくらの顔を見る。
     目に涙があふれ、それでも、さくらは微笑んでくれた。
    「おじさん、やっぱり、冗談が下手だよ」
     その声は、泣き声にかき消された。
     抱き寄せ、僕は何度も彼女の耳に「ありがとう」を伝えた。
     僕の気持ちに、偽りはない。さくらがプレゼントしてくれた花は、世界にひとつしかない、最高に素敵なお花だと、僕は思っていたから。

     退院してからも、ずっと雨は降り続いている。
     あの、燦然と輝く太陽のような、
     あるいは、元気に背伸びをするひまわりのような、
     見る人に明るさを届ける優しいさくらの笑顔を思い出す。
     そして、
     退院の日に、泣きながら謝ったさくらの心の痛みを、思い出す。
     僕は、さくらからいつも元気をもらってばかりだった。
     なにひとつ、さくらに元気を与えられなかった。
     さくらの涙を、吹き飛ばしてあげられなかった。
     その後悔が、ずっと僕の胸にのしかかっている。

     さくらが元気になる絵本を…とも思ったが、僕の実力で、それが叶うとも思えない。
     自分の無力を痛感し、絶望し、僕はまた、ため息をつく。
     アルバイトに向かうために、玄関に向かう。
     傘を手に取り…僕は、ひらめいた。
     雨の中を僕は駆ける。 
     アルバイト先ではなく、僕は大学病院へと。
     すっかり顔なじみになった事務員に小児科棟の婦長に話がしたい旨を伝え、突然の訪問に応じてくれた50代の婦長さんにお願いしたいことを伝える。
     何度も頭を下げる。あの子が笑顔になるためだったら、一万回土下座したってかまわない。
     即答しなかった婦長だが、やがて苦笑しながら「わかりました」といってくれた。
    「ありがとうございます!」
     迷惑を承知で、僕は腹の底から声を出して、感謝を伝えた。

     お昼の検査の後。
     さくらは病室へと戻る。今日はそのまま、明日まで病室で過ごすことになっている。
     僕は、婦長に話をした後、病院中の「さくらのお友達」に声をかけ、協力をお願いした。
     これから検査がある人、体調が悪く、外出許可が出ない数人以外、全員が協力を約束してくれた。
     長雨のせいで花が枯れ、笑顔が曇りがちになっているさくらを、みんなが心配していたのだ。
     そして、笑顔になって欲しいと、みんなが願っていたことを、僕は知った。
     老若男女。ごつくて怖いお兄さんから、すっかり腰が曲がってしまったおばあさんまで。
     沢山の人が、中庭に集まってくれている。降りしきる雨も気にせずに。
     さくらを笑顔にするために。

     さくらは、中庭に面した個室にいる。
     窓のすぐ側にベッドがあって、だから、検査が終わり、病室に戻れば、窓から僕たちの姿が見えるはずだ。
     時間だ。
     彼女の病室の窓に、彼女の姿が現れた。
     驚いた顔。
     不思議そうな顔。
     それを見て、僕らは一斉に、

     傘を開いた。
     色とりどりの傘を。
     まるで、
     花が咲くように。

     なるべく、「花が咲く」ように見える傘を選んだつもりだった。
     もちろん、僕一人でそれを集められた訳ではない。
     みんなが、協力して、集めてくれた。
     ただ、
     さくらの笑顔を見るために。
     つらい入院生活を明るくしてくれたさくらに、さくらの笑顔に、お礼がしたい一心で。

     くるくると、傘を回す。
     上に放り投げ、器用にキャッチする人もいた。
     広い中庭を埋め尽くす、傘、傘、傘。

     雨の降り注ぐ日にだけ咲く花。

     誰かが、「ありがとう!」と叫んだ。
     つられてみんなも、感謝の気持ちをそれぞれ叫ぶ。
     僕も「ありがとう」と叫んだ。
     きっと後で、病院の関係者から怒られちゃうだろうけど、そんなことは関係ない。
     そして僕らは、窓の向こうのさくらを見る。
     両手を口にあてて泣いている彼女と、目が合った。
     いや、目が合った、というのは、僕の勘違いかもしれない。でも、僕は叫んだ。
     「笑って……!」
     他のみんなも、それぞれの感謝の気持ちを叫んでいる。ましてや、彼女の病室は窓が閉まっている。
     僕の声が聞こえるはずがない。
     でも。
     さくらは、
     涙を拭いて、
     何度も拭いて、
     そして、
     にっこりと、

     笑顔をくれた。

     その場にいた全員が、歓声を挙げた。
     
     笑顔になった。

     久しぶりの、本当に久しぶりの最高の笑顔。

     雨はまだ降り続いているけれど、僕らの太陽は、あの窓の向こうで、にっこりと、最高の笑顔の花を、咲かせてくれた。
     白い病棟の中庭にいくつもの花が咲き、
     嬉しそうに微笑む少女の笑顔が、傘の花を輝かせていた。
     水曜日の雨に咲く傘を、笑顔の花に変えてくれていた。
     それはまるで、太陽のように、この場にいるすべてのものを明るく照らしてくれていた。
     

     あれから、一ヶ月が過ぎた。
     病院のお偉いさん、警備の責任者に僕らはこっぴどく怒られ、注意された。
     僕自身、連絡もせずに遅刻したバイトの店長に「次はクビ」と冷たく突き放された。
     でも僕は、僕らは、あの日の行動をまるで後悔はしていない。
     あの笑顔が見られた。
     さくらに笑顔を届けることができた。
     そっちのほうが、何よりも大切で、嬉しかったから。

     絵本を描く手を止めて、僕は椅子にもたれて伸びをした。
     右手方向の窓を見る。
     あの、連日続いた雨が嘘のように外は晴れ渡り、
     白い病棟は、今日は太陽の光を受けて輝いている。
     窓の側に飾っている花も、僕と同じように、太陽を探して元気いっぱい背伸びしている。
     退院の日にさくらからもらった花は残念ながら枯れてしまったけれど、その代わり、先週新しくもらったこの花は、さくらの笑顔のように、にっこりと咲き誇っている。

     今度は、僕がプレゼントする番だ。
     この絵本を早く描き上げて、さくらにプレゼントしたい。
     あの日僕らが見た光景。

     雨に咲く花。

     彼女の笑顔を見ながら、僕の脳裏に一枚の絵が思い浮かんだ物語。
     雨の中でも花を咲かせる綺麗な花の物語。
     「楽しいことを想像する、ということの楽しさ」を教えてくれたさくらがモデルの物語。
     何としてもそれを完成して、さくらに届けたい。
     そして、もう一度見たい。
     何よりも明るく優しい、人の心の花を咲かせる、さくらの笑顔を。
     
     絵本を描き始めた頃の、物語を生む楽しさ。
     忘れていたその気持ちを胸に、僕は再び筆を走らせる。
     色とりどりの花が咲き乱れるあの日の光景を、思い出しながら。


    安里独語
    安里独語(2010-04-01 08:27)

    テスト安里独語
    テスト安里独語(2010-03-29 23:55)

    安里独語
    安里独語(2010-03-12 08:30)

    安里独語
    安里独語(2010-03-11 07:50)

    安里独語
    安里独語(2010-03-10 08:41)


    この記事へのコメント
    こんばんわ

    素敵な物語ですね(´;ω;`)
    さくらチャンの無邪気な優しさ、それに気づいた僕…
    人が何かを決断する時、後先考えずに行動するのは結構難しいですよねでも、本来皆が持ってる感情を素直に表しただけ…

    当たり前の感情を年を重ねるごとに表現出来ない…
    それをさくらチャンは私にも教えてくれました
    安里サン素敵な小説、ありがとうございます
    Posted by ラブキャット at 2009年10月04日 19:36
    >ラブキャットさん

    こんばんは、ラブキャットさん♪
    小説を読んでくださり、ありがとうございます♪

    この物語を書いていたとき、僕は全然小説が書けなくて、ものすごく落ち込んでいました…毎晩、書いた文章を自分でもボツにして、自分で頭を抱えてへこむという(笑)。

    だからきっと、主人公の「僕」と自分を重ね合わせていたと思います。
    さくらに励ましてもらいたいな、と(笑)。

    彼女はきっと、特別ではなくて、
    でも、特別ではないことが特別になっている。
    そういう優しい心に、人は励まされ、癒されるのかな、と思うのですが…きっと、僕の理想なのかもしれません(笑)。

    僕もさくらのように、素直な優しさを、みんなに届けることができたらな、と思います。
    道のりは遠いですが(笑)。

    とっても優しい感想を、本当にありがとうございます、ラブキャットさん♪
    Posted by 安里 at 2009年10月04日 21:06
    こんばんは
    雨の降り注ぐ日にだけ咲く花すごく感動しました。
    さくらちゃんがみんなに与えた純粋で無邪気な優しさは、こんな素敵な傘の花…というかたちになって返ってきたんですね…ウルウルしちゃいました。そして反省しました。人には優しくいなきゃいけないなと…f^_^;
    いい絵本が出来上がるんでしょうね。

    今日みたいな雨の日にはきっとこの物語を思い出すと思います
    Posted by チムグクル at 2009年10月04日 21:41
    >チムグクルさん

    おはようございます、チムグクルさん♪
    とても優しい感想をありがとうございます!
    すっごく嬉しいです♪

    雨の日にだけ、
    雨だからこそ咲く、というのが最初にアイデアとして浮かんで、そこからは一直線で描くことができました~
    それまではずっと四苦八苦してまして…(笑)。

    大切な人を安心させ、元気を届けられる笑顔。
    その優しさを、子供たちは素直に表現しているように思います。
    僕らもそれができるはずなのにな…と、いつも自分に問いかけているつもりなのですが、答えは見つからず、優しさも実践できていません(笑)。

    最初は「虹」をテーマに書き始めたのですが、傘の方がしっくりきたので、個人的にはほっとしています。
    雨の日でも太陽のような笑顔を、素敵な花を咲かせることができる、という物語を書けたのは、個人的には嬉しいです。

    チムグクルさん、感想、本当にありがとうございます!
    とっても励みになりました~♪
    Posted by 安里 at 2009年10月05日 08:26
    安里さん、はじめまして
    最近から読みはじめたこのブログで初めて安里さんの物語を読まさせていただきました

    途中から涙で視界がぼやけて文字があまり見えなかったです。さくらちゃんの言葉一つ一つに命を感じました。さくらちゃんの優しさ。言葉にするのは難しいけど人として一番大切のものを教わった気がします。

    暖かい気持ちにさせてくれる物語を本当にありがとうございましたm(_ _)m
    これからも素敵な物語を待ってます♪
    Posted by めぐみかん at 2009年10月05日 09:50
    >めぐみかんさん

    こんにちは、めぐみかんさん♪
    いつもこのブログに訪問くださり、ありがとうございます♪

    「水曜日の花」を読んでくださり、ありがとうございます~

    優しさを表現するのって、とっても難しいと思います。自分は優しくしているつもりでも相手がそうは受け取ってくれなかったり、相手の優しさに自分が気づかなかったり…
    でも、それでもずっと「優しくありたい」と願い、実践できるのが優しさなのかな、と思っています。
    僕にはまだまだできません(笑)。

    心に響くあたたかい感想をありがとうございます、めぐみかんさん!
    これからも精進努力しますので、どうか他のブログメンバー共々、よろしくお付き合いくださいね♪
    Posted by 安里 at 2009年10月05日 10:35
    遅くなりましたが今日、ちゃんと読ませていただきました!


    さくらチャンの笑顔はガチガチに怖い大人をも優しい気持ちにさせてしまう素敵な笑顔『ダイヤモンド級』の笑顔守ってあげたい笑顔


    を花にみたてたアイデアには感動してしまいましたサプライズで傘フラワーされたら絶対に泣いてしまいそうです

    本当に『笑は勝なり』ですね
    Posted by 知念っち at 2009年10月06日 22:59
    >知念っちさん

    こんばんは、知念っちさん♪

    お忙しい中、「水曜日の花」を読んでくださって、本当にありがとうございます!
    しかもとっても嬉しい感想を届けてくださり、すっごく嬉しいです♪
    ありがとうございます、知念っちさん♪

    この物語、最初は「虹」の物語を書きたかったのですが、何度書き直してもなかなかしっくりせず、悩んでいたのですが…
    さくらの前でみんなが傘を花に見立てて咲かせるシーンを思い描くことができてから、一気に書き上げることができました。
    さくらのおかげです(笑)。

    「笑は勝なり」
    本当に素敵な言葉ですよね♪
    知念っちさんからも、いつも笑顔を届けてもらっていますよ♪
    感謝です!
    Posted by 安里 at 2009年10月07日 00:06
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