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    比嘉周作ダンスパーティ交流会シューピーカフェスタジオにてダンスパーティ

    相思樹の葉を君に 3

    2009年01月29日

    小学校の頃。

    はじめて恋をした。

    今振り返っても、

    「あまりに稚拙」だと思う。

    本土の出身の女の子で、色白で目の涼やかな子。

    仮に百合ちゃんとしておこう。

    ちょっと背が高くて少しあごが目立つ感じの女の子。

    なにやら特別な感のする女の子だから性別を意識したのだろう。

    異性を意識したのである。

    百合ちゃんの席はクラスの後ろの真ん中付近だった記憶がある。

    なぜ、彼女の席の位置を覚えているのかは理由がある。

    クラスで「オシャレな絆創膏」が流行っていた。

    僕は買うお金もなかったし、どこにあるのかも分からなかった。

    ただ、女の子が男の子にあげたりしていたのかもしれない。

    僕の初恋の子は巾着に入れて持ち歩き、自分の机の横にあるフックにぶらさげていたりした。

    女の子は筆箱や下敷きにはっていたか、張らずに単に持ち歩く。

    男の子は、それを野球帽のツバの裏側に張るのが流行っていて、

    僕はその気になる子の

    絆創膏が入った巾着をこっそり盗んで帽子の裏に張ってしまった。

    それから巾着をまた戻した。

    むろん、帽子に張って歩いているのだからバレて当然。

    今でも、教室の後ろの方で、

    あの子が僕の帽子の裏側に気づいてツバをガツッとつかんで確認したのを覚えている。

    それからこの子は自分の机の横のフックにかけてあった巾着を確認。

    はい、バレました。

    その子は、確かはがして返せと言っていたような。

    うーん、我ながら恥ずかしい行為だ。

    でも、そのときに彼女が確認した様子。

    机の横の巾着を確認するときの記憶に残る画像。

    教室の後方で、後ろにある黒板が記憶にある。


    ちなみにその子を好きになって、記憶に残る映像もある。

    家の晩ご飯のさいに

    あんまり嬉しくてか、ふと閃いたからか、

    「いま好きな子がいるってば」

    と母親と妹の前でのんきに言ってのけたのだが、

    二人とも明らかにとまどったりしたのか、引いていたのか特に何も言ってくれなかった。

    あのとき、蛍光灯の光がやけに昭和チックのあまりぱっとしない明るさだった記憶がある。

    よれよれのタンクトップを着ていた記憶もある。

    丸坊主だった。

    向かい側に座る母と妹の表情は思い出せないが、小学生ながらも、「空気が凍る感じ」を

    体験した。

    そう、僕は生まれて初めて空気の変化を感じ取ったのだ。


    ちなみに、その女の子は学年の終わりに転校していってしまうのだが、終業式の時にお母さんが来ていて

    「あ、お母さんの方が綺麗だ」

    とちゃっかり思った記憶がある。

    子供心にも失礼な奴。

    それにしても、なんの気兼ねもない初恋だった。

    単に好きで、別にキスをしたいという気持ちもない。

    今でも顔を思い出せるが、特に恋心は浮かばない。

    まあ、会いたいという気もするが。

    小学生の頃のストレートな恋心。

    盗んで張ったあの絆創膏。

    彼女との距離を不器用な形でしか近づけなかった。

    ぶつかる恋愛って、初恋の頃にはできなかった。

    性質なんだろうか。

    ぶつかる恋愛はすべきだと思う。

    人目をはばからず、抱きしめる恋愛は、

    一度でもやるべきだと思う。

    幸せに満たされて、思わず抱きしめる恋愛をどうしたらできるのだろうか。

    沖縄の日差しはこんなにも情熱的なのだ。

    理性があるから、抱擁ができないのだ。

    気持ちが後ろを振り向かず、

    自信と笑顔を持って抱きしめ合う恋愛って誰しもあっていいのだと思う。

    社会を気にして、遠慮して生きる人が多すぎる。

    大人になってる人が多すぎる。

    大人になって生きることが人生なんだと思うことがいかにバカらしいか。

    ただ、一筋に。

    ひたむきに見つめることも大事なんだ。

    だから、

    僕は思う。


    人は愚かな方が、幸せになれるんじゃないかな。って。

    愚かな方が、

    今その瞬間、そこにある「生」に出逢えたとき・・・

    その瞬間が来たときに、愚かしい方が生きていける。


    そう思う。



    Posted by 比嘉周作   at 01:20│Comments(0)
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