比嘉周作　ほろほろ写真館　　

今日の打ち合わせは本部の夫妻。



いつものように打ち合わせはスタート。



僕の打ち合わせはちょっと長くて、


二人の話をいろいろ聴いたりお喋りすることになります。



まさか、あんなに驚くことになるとは思っていませんでした。




海洋博記念公園にて働いていらっしゃる、という感じで打ち合わせは


スタート。


ふむふむ。



略歴を聴いて、花婿は海に詳しいと分かりました。



そして花嫁は９年ほど前に花婿に一目ぼれ。




ちょうど、僕は今度、魚釣りに行く予定だったのですが、


古網さんが、海に関する


インストラクターの資格をいくつも持っていて、


そこで、せっかくの縁だし、古網さんに釣りを習うことに。


そんなわきあいあいの中で進んだ披露宴打ち合わせ。


なれそめを聴く段階になり、


実は二人はもう五年ほど前に結婚する予定だったと話していました。


どうして、それが５年前後も後になっての式になったのか、





「実はあるイルカに全力を注いでいたからです」




と言いながら一冊の本を出しました。




僕はその時、



まだ気づいていませんでした。




差し出された本を見て、不思議な気持ちになります。







本の帯にはこう書かれています。



奇跡体験アンビリーバボー


どうぶつ奇想天外


テレビ、新聞で大反響！


そう、


それは


映画にもなったあるイルカのストーリー。




尾びれをを病気で失ったイルカのフジ。


そんなフジのために人口ヒレを作ろうとチームが立ち上がりました。



度重なる試練、



決して諦めない獣医とドルフィンインストラクターや開発チーム。





映画でも本人役で出演したドルフィンインストラクター




フジのインストラクター



それが、今回の花婿「古網」さんだったんです。



あれから何年もの月日が流れ、




フジは元気を取り戻し、






今も元気に泳いでいます。







そして、


９年ほど前、古網さんに出逢った時に



一目惚れした花嫁、



星の綺麗な夜、やっぱり海の側で



古網さんから告白し交際がスタートしました。



ところが、それからしばらくして、


イルカのフジが病気で尾びれをなくして


しまったのです。



試練の始まりでした。



最初、イルカのフジは尾びれがなくなった後は、



まるで死んだ魚のように


ただプカ～っと浮いているだけ



だったそうです。


イルカは頭がいいんですね。


さまざまな芸もできる。




それらが全てできなくなってしまったんです。



フジのショックは大きく、もう泳ぐ気力もなくしていたのでしょう。





そこから全てが始まったのです。






結果はご存知の通りです。


詳しくはまたいつか。






イルカのフジにつきっきりの



古網さんをず～っと支えてきた花嫁。




「寂しいときもあった」とおっしゃっていました。





諦めそうになるヒトを支え続けるのって大変ですよねきっと。




そして今日、古網さんがこう言いました。




「僕を理解してくれた女性です」



と。




交際がスタートして





９年後、全てを乗り越えて落ち着いた二人は





今週末、式を挙げることになりました。




古網さんが



「比嘉周作のラジオトークが好き」という事で



司会者名簿になかったのを指名して


司会依頼してくれたのです。




鳥肌が立ちました。



あの劇的なまでのフジの物語。




そのストーリーは今も続いていて、



こうして結婚式にも繋がっているのです。




小網さんがフジや他の生命のために費やした時間。


支えてきた花嫁。



ここまで自分以外のことのためにできるのだろうか？



今日は、いろいろな話を聴いて、


僕は涙がでそうになりました。





イルカのフジも頑張ったけど、


影で支えてきたこの二人も最高に素晴らしい。





イルカのフジと古網夫妻の物語。



週末の二人に祝福を。





披露宴には映画関係者や作家さんもいらっしゃるかも


しれないですね。



これまで司会依頼してくれた夫婦たち


との、たくさんの経験が今の僕です。




「古網夫妻も沖縄の披露宴も最高に素晴らしい」



と思って貰えるような



披露宴にしたいと思います。






やるしかないでしょ！！！！




～イルカのフジと結婚式　その１～



PS


良かったら


頑張った二人へ


おめでとうのコメントも書いてくださいね♪


古網夫妻に届けます。