比嘉周作　ほろほろ写真館　　

時代の転換期には、彗星のようなひとが現れる。


周りにいるゆかいな人たち。

彼らは彗星なのだろう。



一筋の彗星は一瞬のきらめき。


寂しく消えるのみ。


が、しかし、




限りなき彗星が集まると、



それは時代を照らす太陽となるのだ。





先日、僕はよく知らない人にいきなり


「周作さんですよね？高田純次みたいな人ですよね？」


と言われた。


それは失礼なのか、良いことなのかわからないのだけれど、


とりあえずお礼を言った。


楽しそうだしな。




そういえば、先日から僕の家は、ついにガスが通っている。


未払いで止まっていたのだが、心配した周りの人が僕からお金を預かり、


支払いに行ったのだ。



そういう事に関心がなくて、銀行引き落としの手続きをずっとしていない。


だから、ときおり、ガスが止まる。



そんなときは、実家に行ってお風呂に入っていた。



んで、あんたのうちはもう、ガスが通っていると言うので


久しぶりにお湯を出してみたら温かかったので驚いた。


うーん、湯船っていいなあ。




それはさておき、


去年から今年にかけて、非常にいい関係が出来てきている。


どうして、ゆかいな人たちが再び増えてきたのか？



先日、久しぶりに、１０年前にお世話になった方とお会いした。



今日は、時代を照らす可能性のある彗星を一人、紹介したいと思います。



業界では有名な裏方さんで、年収１０００万～数千万以上稼いだりして


羨ましい方なんですが、上がり下がりが激しくて、ときに、めっちゃ貧乏で、


魚釣りで食いつないだりもしてると聞いたことがある方。


歩いていると偶然バッタリ出会ったのです。



イベントの総指揮をしていました。


この方は、５０代で、１０年ほど前からいつも明るい性格。


一時期見ないなあと思っていて、


んで、どうやら橋か公園のどっかに掘っ立て小屋を作って暮らしてるとの噂も


聞いていました。


だけど、知り合いがめちゃ金持ちだったりするユニークな方なのです。


そして、裏方の作業やセッティング、音質制作の腕前は一流。


今日も、大活躍していて表に出ない有名人なのです。



ちなみに音響チェックをiphoneのアプリを使ってやっていました。



音の周りをチェックできるのですが、それがケータイでできてしまうという。



フラット率をある一定値でそろえると良い音がでるのです。



いずれにしても、偶然会えて嬉しかったです。






周P　「おー、おひさしぶりです。　００さん」

００　「久しぶりだねえ」

周P　「相変わらず元気そうで、良かったですよ～」

００　「それだけがとりえだからねー」

周P　「今日はここの指揮ですか？」

００　「まあね～。下請けの下請けさ～。直接大本に交渉行くのが難儀でさ、下っ端に回ってるよ」


周P　「あはは。なんか公園か橋のとこで暮らしてるんじゃなかったんですね」

００　「いやあ、違うよ～」

周P　「あ、そうなんですね。面白いと思っていたのに」

００　　「あ、でも刑務所には入っていたよ」

周P　　「おお！ついにやらかしたんですね！？」

００　　「違うよ、無免許運転で２回つかまったんだよ～。そうしたら入れって言われたんだよ。」

周P　「ぶあっはっはっは。本当は無免許＆飲酒運転でしょ？」

００　　「いやいや、俺は飲んだら運転しないから！！」

周P 「いい心がけですね～！　無免許なのに」

００　「でね、刑務所ではさ、炊事係を任されてね」

周P　「へえー」

００　「で、そこにいた別の係りの人が「お！ここを任されるってことは、あなたエリートですね！」と言うんだよ。
そっかー、俺はエリートなんだ！！ってさー」

周P　「おお！さすがですね～。やっぱりエリートだと思いますよ」

００　「刑務所でエリートだよ？でさ、そこで会う警官がさ、お？００さんどうしたんですか？って聞いてくるからさ」

周P　「ですよね～。芸能では有名ですからね」

００　「そういやさ、あそこにいるあいつ」

周P　「ん？あの座っている２０代くらいの？」

００　「そうそう、あいつ。本土からあてもなく沖縄に来たんだって」

周P　「へえ、そうなんですね」

００　「で、暇だって言うから俺が今日雇ったんだよね～」

周P　「そうなんですね」

００　「ケア係をさせてるよ」

周P　「へえ！誰のケア係にセッティングしたんですか？」

００　「００と００とかのマイク持ちやなんやらだよ」

周P　「あっはっはっは」

００　「あいつ、明日は陸運局とかでも連れて行ってくるよ。２年間くらい預けるさ」

周P　「おお、そうですか。おおーーい、君～」

ケア係　「あ、はい」

周P　「沖縄にふらっと来たんだって」

ケア係　「はい、そしたらなぜか、こんな事になっていてすげーって思ってます」

周P　「そうだよね～。明日は連れて行かれるの？（笑）」


ケア係　「いやですよ、行きたくないです。逃げます」

周P　「そうなんだね～。まあ、沖縄には、沖縄のためになんかしよう、って来る人と、沖縄を利用する人、
沖縄の人はああだこーだいう上から目線の人とかに分かれるよ（笑）」

ケア係　「そうなんですね。僕は沖縄が好きです」

周P　「そっか。ありがとう」

ケア係　「いえいえ」


周P　「ところで００さん、今はどこに住んでるんですか？」

００　「いやあ、実は住むとこがなくってさ」


続く