比嘉周作　ほろほろ写真館　　

昔勤めていた職場で、すんごい嫌味な上司がいました。
どれくらい嫌味かというと、あれくらい嫌味です(笑)。

で、いつものように、部下を呼び出して説教開始。
人格攻撃を含む嫌味がくどくどと。
それは、僕たち部下には単なる八つ当たりの嫌味でしかありませんが、
上司の側で考えると、きっと、部下を育てる手腕のひとつだったのでしょう。
職場に緊張感をもたらせる。
緊張は集中力も呼びますから、ミスも減るし、仕事に対する責任も生まれるのでしょう。
と、
一応上司をかばったところで、本題。
上司の説教は、腹に響くような太い声で、叱責の声も大きく、罵倒のための言葉のレパートリーも豊富なため、
「嫌味な奴だな｣と思いつつも、叱られている時は迫力があって、身体は萎縮して、精神的にへこむわけです。
そんなマイナスイメージいっぱいの説教中に、

しゃっくり。

がはじまったのです。上司に。
しかもこのしゃっくりが、何だか可愛い(笑)。

再現するなら
「この役立たヒッ！ず、同じミスを繰り返すということハヒッ！、何も聞いてない証拠だ！ヒッ！その耳は飾りかックン！この世に無駄なものはないというガヒッ！その耳は例外だな！ヒッ！」
決して大げさではなく、本当にこんな感じ。神のいたずらですね、あれは(笑)。

それ以降、何だか上司の威厳が薄れたような気がします(笑)。
時間が経つと、嫌悪感もこうやって笑い話に出来るんですよね～
元気でやってるかなあ、あの人…（しみじみ）。