比嘉周作　ほろほろ写真館　　

ＵＦＯ小林です。

前回までのストーリー


ボクの会社に
“シュンスケ”
って、後輩がいる。


シュンスケは、会社では仕事のできる人間で通っている。


ある日ボクらは、金ちゃんと３人で居酒屋で飲む事にした。

シュンスケは、普段は謙虚で真面目であるが、
お酒を飲むと、変な意味で

“勢いのある男”

に変身する。

そして、飲み始めてすぐに、シュンスケは思った以上の変身ぶりを見せてくれた…。


シュンスケ「うぃぃ〜！分かってます!!
女の子でしょ〜う！!
呼びまぁ〜す!!」

結果は、女の子に電話をしまくり全敗した。

このままだと先輩に悪いと思ったのだろう立ち上がり、
居酒屋の店内をウロウロし

しばらくして、彼は戻って来た。

そして…、


シュンスケはおばちゃん二人をナンパしていた…。


シュンスケ「これから店を出て、カラオケ行く約束をしましたぁ〜!!」

居酒屋の遠〜くのカウンターから、おばちゃん二人が、こっちを見ながら手を振っている…。

ボクと金ちゃんは、断固拒否し、おばちゃん２人をリリースした…。


しばらくすると…、

彼は、次の行動に出た！

再び、携帯を持ちヒソヒソと電話している…。

そしてこっちを向いて、

「すごい人が来ます!!
女性です!!

楽しみにしといて下さい!!」

と、嬉しそう言った！


しはらくして、シュンスケの携帯に着信があり、
店の外へ彼は、シークレットゲストを迎えに行った。


満面の笑みで、ゲストを連れて来るシュンスケ…。


自信満々である。


店内に入って来る
シークレットゲスト。


えっ!?だれ…!?

見たことない……!?

シュンスケのお客さん…!?

えっ!?だれっ!?だれっ!!!?


シュンスケは、誇らしげに紹介した…。


「一緒に飲みましょう！紹介します。」




「母です。」



………………………………


そ　し　て　、


ストーリーはそこから続く


ＵＦＯ＆金ちゃん『どぇぇぇ〜!!』


２人の心の中で、言葉にならない叫びが出た!!


思わず２人は正座し、

「あっ!あぁぁっ!?
おっ!お母さんっ!?
いっ!いつも!?お世話になっておりますぅ〜!!!」


慌てる先輩２人。

酔いが、一気に覚めている…。


続けて、


「いっ、いやぁ〜!
お母さんが来るとは思いませんでしたぁ!!アハハハ〜!!

なっ!なんか!
そぉ〜言えば、お母さんソックリですねぇ〜!!」


本当にソックリである…。


昔、この親子に何かがあり、生き別れたとし、何の資料も無く出会ったら100人中95人は、


『親子。』


と言うだろう。


そっくり度95％である。


シュンスケ親子が、セットだと面白さ倍増である。


確かにスゴい人が来た！

と、同時に頭の中には、


『なんでやねん!!』


が、ぐるぐる回っている。


酔っている訳ではない。

なぜなら、ボクは
“ハンドルキーパー”
で、一滴も酒を飲んで無い。

だから、すべてを完全版で覚えている。


もう一度言う。



そ…っくり!!である。




つづく