比嘉周作　ほろほろ写真館　　

最近、一番朗読していたのがこの作品。
Ａ・Ｒ・ガーニーのラブレターを中心とした構成の恋愛小説です。
僕が朗読した男性役は誠実で、強さとまじめで国を愛する人物という役柄でした。

「切ない」
ですよね。
ねえ、どうして失ってから大事な女性だと気づくんでしょうか？
タイミングがずれていたせいで、
互いの気持ちがすれ違っていたせいで、
「絶望的に彼女を懐かしんでいます」
という言葉がこぼれてくる。
そんな恋愛をしたくないですよね。

一番好きなシーンは８９ページの
（はじめて彼を見て）
「大丈夫よ、アンディー・・・・・・・」
というくだり。

素敵な作品です。

さて、朗読のお話を。
僕の声を聴いているリスナーさんはご存知のように、僕の声は柔らかくて甘い感じです。
ですから、この役は凄く難しかった。
強くはっきりとした意思の声だからです。
でも今回の挑戦で「朗読としての幅の広さや深さが増した」と思っています。
そして僕は沖縄生まれ沖縄育ち。
沖縄の訛りがありますが、それを誇りに思っていますし、好きです。
ただ、朗読するときになるだけ標準語と沖縄訛りの両立を図りたいと思っています。
本の表紙に「出だしの強さ」と書いているのは僕自身の意識を集中させるためです。
声を強く明るい感じで表現しました。
よい経験になりました。

そうそう、それと人気ブログランキングというのがあって試しにやってみています。
なんの効果があるのかは知りません（笑）
http://blog.with2.net/link.php?561577
だそうです。
特にクリックしなくても構わないです（笑）